
その気持ち
めちゃくちゃわかります……!!
こっちからしたら別に接客求めてないから!って感じですよね?
なので本記事では、アパレル店員のうざい接客を「上手に黙らせる方法」をご紹介します!(上手にってところがポイント)
私はアパレル歴11年の現役アパレル店員ですが、自分が買い物する際や、妻の買い物に付き合う際に不快に感じることも多いです。
経験を積んだ現役アパレル店員だからこそわかることもあるので、本記事の信頼性も保証付き。
本記事を読み終わると、次から気持ちよくお買い物を楽しめるようになりますよ!
接客がうざいのは、店員側もわかってはいる
実は、店員側もお客様が接客を嫌がっているのはわかっています。
私も実際に接客しながら「今絶対しつこいって思われたなぁ〜」と思うことも多々ありました。
そういうのってやっぱり顔や態度にわかりやすく現れるので普通にわかります。
なのになんでしつこく接客してくるの?と思う人もいるでしょう。
それにはいろいろと理由があるんです。
アパレル店員がうざいくらい接客をしてくる理由
店員がしつこい接客をしてくるのにはこんな理由があります。
店員がしつこく接客してくる理由6つ。
- 売上重視による上司からの指示
- 「接客=やる気」という評価基準
- 「接客」への正しい教育がない
- 個人売りによるインセンティブ
- 接客を参考にする人もいる
ひとつずつ解説します。
1》上司からの指示
アパレル店舗は売上をとってなんぼの世界でもあるので、売上をとるために必死な思いをしている店員が多いのも事実。
ただ、そこでお客様から嫌われてしまうような接客しかできない店員は失格です。
よくあるお決まりのテンプレ通りの接客はもう聞き飽きましたよね。
「サイズお出ししますので〜」
「お鏡合わせてみてくださいね〜」
言わんでいいわボケェ!!
上司からの指示だとしても、そこは見直すべきだと私も考えます。
2》「接客=やる気」という評価基準
アパレル店員は日々、常に上司から見張られています。そして、上司からの支持なくして出世はありません。
つまり、上司から見てわかりやすく評価しやすいのが「接客」なので、積極的に接客へ行かねばならない状況になります。
誰よりも積極的にお客様に話かけ、売上を立てれば立てるほど上司からの評価も高くなります。
「お客様の気持ちを考えて控えめに接客しましょう」なんて、どこのアパレルでも言いませんねw
じゃあ正しく教育しろよ!って気持ちもわかるのですが、ほとんどのアパレル店舗で「接客」の正しい教育がありません。
3》「接客」への正しい教育がない
実際、ブランド側で本格的に接客指導が行われているところはほとんどありません。
上司が指導するとしても「どういう言い回しが売れるか」「上手な商品説明の仕方」などがメインになりがち。
「お客様の気持ち」に対しての接客指導なんてのは無いに等しいです。
よく接客セミナーが開かれ、個人で参加できる機会はありますが、実際にセミナーへ参加するような人はごくわずか。
ブランド側が強制的にセミナーに参加させることもありません。
ブランドが責任感をもってスタッフへ接客指導することも必要だと感じます。
4》個人売りによるインセンティブ
すでに知っている人も多いと思いますが、アパレル店員のほとんどには「個人売り目標」があります。
「今日は10万は売ろうね!」みたいな感じ。
この個人売り目標が達成された、もしくは上位3名にはインセンティブが出る場合が多いんですよね。
このインセンティブ獲得のためにお客様の気持ちも考えずに、ただゴリゴリ接客を繰り返してしまう店員がいるのも事実です。
5》接客を参考にする人もいる
ファッション知識に詳しくない人のほとんどは、店員に自ら話かけることから苦手な人が多い傾向にあります。
そういう人は店員から話かけても冷めた返事が返ってきますが、以外と頼られていたりもします。
知識がないことに負い目を感じて店員にも話しかけづらいだけで、ワンコーデまるごと店員の接客を参考に購入されるお客様も多いです。
つまり、店員側から積極的に声かけにいかないと、一部の人にとってはわからないことだらけの場合もあるということです。
接客がうざい店員の特徴
「接客がうざい=何も考えていない店員」の特徴をお伝えしたいと思います。
テンプレ通りの接客
どこの店舗でも言われるお決まりのセリフですね。
- サイズお出しします
- お鏡合わせてみてくださいね
- ご試着もできますので
今日は買い物するぞ!と思った日には何回聞くかわからないですよねw
このような声かけはTHE・テンプレなので店員は何も考えていません。
手に取るもの全てに説明を入れてくる
初期に教わった「商品に触れた=気になっている」の方程式から抜け出せない初心者店員に多い傾向。
いやまずは見させろや。
現役アパレル店員の私だからこそ、雑な接客をされると心底嫌になります。
イヤホンをつけていても話かけてくる
これの何が嫌かって、ただテンプレのセリフを言うだけのために声をかけてくる場合ですよ。
私も他のブランドで買い物する際によくやられますw
それだけのために話しかけんな
シンプルにストレス。
お客様へのお願い|同業者として理解して頂きたい部分もあります…
ここまでボロクソに言って来ましたが、私もアパレル業界に11年と思った以上に長い事働いているので、少しだけ店員側目線でお伝えしたいことがあります。
理解して頂きたいこと2つだけ。
- お互い理解し合う必要がある
- 一概に「店員=悪者」ではない
1つずつ説明させてください。
「お客様・店員」お互いに理解し合う必要がある
まずは店員側がお客様の気持ちを尊重して、ただ無意味に声かけをしないようにしていくべきだとは思います。
ただ、店員側ももしかしたらブランドの方針かもしれませんし、何かに迫られて声かけをしなければいけない環境の可能性もあります。
お客様からあからさまに冷たくされれば店員側も気持ちよくはありません。
なので、ただ「声かけがうざい!」と思うのではなく、少し優しい目に見ていただけると嬉しいです。
少しでもそう思って頂けるだけで十分です。あとは店員を黙らせる方法にてご説明します。
一概に「店員=悪者」ではない
「店員は売ろうとしてくる!」
「店員なんて悪者だ!」
と思ってしまう人もいるでしょう。
しかし、みんなアパレル業に憧れて働く子が多い業界です。
毎日売上と作業に追われ、仕事ばかりの思考になってしまっているだけでもあります。
なので、店員の声かけを完全に無視したり、わかりやすく拒否反応をするのではなく、協力して頂きたいと思います。
人と人の関わり合いですので、お互いが相手を尊重するように居れるのが1番ですよね!
つまりは、店員を上手に黙らせることができればお互いの関係が良好なままなわけです。
アパレル店員を上手に「黙らせる」方法
ここからはアパレル店員を上手に「黙らせる」方法をご紹介します。
ただ、すこーしだけお客様側にも協力して頂きますが、お互いが気持ちの良い関係でいるためですのでご了承ください。
方法は1つだけ。
「少し見させてください!」
または
「なんかあったら声かけますね!」
と伝えるだけです。
店員を黙らせる方法|「少し見させてください」を解説
店員の「ご試着もできますので」に対して、ありがたいことにお客様からは「はい」と答えていただくことがほとんどです。
正直、接客が迷惑だと思っているのにも関わらず返事をしていただけるだけでも優しさを感じます。(無視もめちゃくちゃ多いので)
なので店員から一言目の声かけがあったタイミングで「はい」の後に「少し見させてください」と加えてみてください。
店員「ご試着もできますので〜」
お客様「はい、少し見させてください」
簡単ですよね!
店員は「お客様が入ってきたらすぐ声をかける!」と徹底されています。それに声かけが迷惑なのもわかっています。
なのでお客様から「少し見させてください」と言われれば店員側も「声かけられたくないんだ」と心で理解できます。
店員を黙らせる方法|「何かあったら声かけますね」を解説
「何かあったら声かけますね」はつまり、「何かあるまでは話かけないでね」という意味として店員側にも伝わります。
店員を悪だと思っている人は、どうしても顔がこわばっているのでわかります。
そこをどうか店員を悪だと決めつけずに優しくお伝え頂ければ店員側も理解できますのでご協力お願い致します。
店員を黙らせる方法|万が一、2回目の接客が来たら・・・
しつこいところは本当にしつこいので、もし2回目の接客がきた時は、1回目に言った言葉と同じ言葉を繰り返すのが効果的です。
店員「ご試着もできますので〜」
お客様「はい、少し見させてください」
店員「今日は何かお探しですか?」
お客様「まだ見させてください」
これで大丈夫です。
店員「サイズもMLご用意しております」
お客様「はい、何かあれば声かけますね!」
店員「ご試着されてみますか?」
お客様「いや、何かあれば声かけますね!」
こんな感じ。



アパレル店員の接客がうざい!しつこい!店員を上手に黙らせる「対処法」|まとめ
アパレル店員は確かにうざいですよね。しつこいですもんね。
そんな時は是非「少し見させてください」と「何かあれば声かけますね」を活用してみてください。
私は店員としてどうしたらお客様が嫌な気持ちにならないかを常に考えながら接客しています。
それでも、声かけ自体が嫌なお客様がいらっしゃるのも重々承知です。
ただ、最初はそんなお客様でも話していくうちに顧客様となって頂けることも多々あります。
私の接客が世界一だとは言いませんが、お客様の気持ちを考えてテンプレ接客を脱却できるアパレル店員が増えることを望みます。
最後までお読み頂きありがとうございました!
コメント