面接の最後の逆質問には答えた方がいいの?
答えるとしたら何て言えばいいんだろう・・・
面接に受かりやすさにも影響ある?
そんな疑問に答えます。
少し大袈裟な表現ですが、「質問はありますか?」と聞かれた時に「特にありません」では合格率が下がります。
というのも、私は今まで都内8店舗の面接担当を2年間した経験があります。

本記事を読めば、面接の締め「逆質問」でしっかり面接官の心を掴むことができるようになりますよ。
本記事の内容は大きく3つ
- 逆質問の重要性・ポイント
- NGな逆質問〈例〉
- 100点満点の逆質問〈例〉
面接が不安な方のために気持ちを込めて書きましたので、忘れないよう何度も繰り返し読んでみてください。
逆質問の重要性|「特にありません」は低評価に繋がる?
面接が順調だったとしても逆質問で「特にありません」では、ブランド側から「その程度か」と思われてしまっても仕方ありません。
というのも、逆質問は面接では補えなかった情報を最後に確認するチャンス。
調べてわかる情報もたくさんありますが、質問しなければわからない情報もあるはずです。
面接官は、本当にこのブランドで働く意欲のある人なら何かしら質問や感想を伝えてくるのでは?と感じています。
質問や感想の例
面接官「最後に何か質問はありますか?」
質問例「合格前に言うのも失礼かもしれませんが、入社までに何か準備しておけることなどはありますか?」
感想例「質問はありませんが、今回面接を受けてより働きたい意欲が増しました!宜しくお願い致します。」
私も様々な環境で多くのアパレル業を目指す人を面接してきましたが「面接内容+最後の質問・感想」がある子はとても強く印象に残りました。
「合格してもいないのに、そんな質問していいのかな?」
と疑問に思う人も多いと思います。
これは合格したいという気持ちの現れや、働いた後のことを考えているとも取れるため、マイナスにはなりません。
このように最後に質問や感想があったかなかったかで、面接した人の印象はぐっと残りやすくなるのです。



なぜなら、もし面接官があなたと誰かで迷う状況になった時、逆質問でしっかりと質問や感想を伝えてきた方を選びやすいから。
当たり前ですが、面接を受けるのはあなただけではありません。多くの人の中から比較されて選ばれます。
チャンスを掴むというのは、それ相応の努力の結果なのでひとつひとつを甘くみてはいけません。
「質問はありますか?」はただの確認だけではない
「逆質問」は面接官からしても、あなたを判断するための貴重な情報となります。
- 面接まで何を考えてきたか
- 面接をして今どう考えているのか
- このブランドで働く意欲はどうか
最後の逆質問は、面接官からしても「この子は本当に弊社で働きたい子だろうか」という最後の確認でもあるのです。
もちろん全ての面接官が「逆質問をしてきた=良い人材」という判断基準なわけではありません。
しかし、何も質問しなかった人に比べて、質問した人の方を「前向きに考えている」と感じるのは確かです。



質問内容がちぐはぐだったり、面接官が理解しづらいような質問だと、コミュニケーション能力が低いのでは?と受け取られてしまうかもしれません。
逆に質問を積極的に行い、面接官とのスムーズな会話ができれば、高感度はさらに上がるでしょう。
緊張もしますし、面接は言葉遣いや質問内容の選択が難しいですよね。
だからこそ、企業情報を調べて聞きたい内容をまとめておくことをおすすめします。
アパレル面接ではNGな逆質問とは?
逆質問は、こちらから質問のできる重要な機会ですが、なんでも質問していいわけではありません。
逆質問でNGな内容は以下の2つ
- 仕事内容に触れない質問
- 不安要素ばかりの質問



逆質問でNGな内容1:仕事内容に触れない質問
「給料の支払日はいつですか?」
「有給はとれますか?」
働くことが決まってもいない内は、お金や休みのことばかりの質問は完全にNGです。
そんな質問ばかりをしてしまえば「この人はお金と休みのことばかりでうちのブランドじゃなくてもいいんだな」と思われてしまうでしょう。
生活がかかっているわけですから重要なことだとは思いますが、面接合格に重点をおくのであれば基本的に仕事内容以外の質問は控えましょう。
逆質問でNGな内容2:不安要素ばかりの質問
「残業はかなりありますか?」
「目標達成できなかった場合はどうなりますか?」
ブランド側は逆質問の際に求めているのは、前向きな意味合いの質問です。
面接官は「この人と働いてどんな明るい未来があるのか」を想像し、実現できる人を合格させます。
そんな中、不安要素ばかり気にする人との明るい未来は想像できませんよね。
面接では不安要素ではなく、もっと前向きな仕事内容に関しての質問のみにしておきましょう。
面接官に好印象な逆質問〈例〉社員・アルバイトも必見
面接官から好印象となる逆質問は、そんなに難しくありません。
好印象となるポイントは「合格した後のことを考えているかどうか」です。
・御社ではどんな方が活躍していますか?
・どんな評価制度がありますか?
・資格があるのですが何かお役にたてますか?
・キャリアアップとしては何がありますか?
このように、本格的に働くことになった自分を想像して気になることを質問してみましょう。
こういった前向きな質問は「成長したい」という意思表示にも繋がり、そういう人材をブランド側も欲しいと思っています。



ただ、場合によっては聞こうとしていた情報が、面接官の説明により全て得られてしまう可能性もあります。
その場合の答えかたはこうです。
「お聞きしたかったことは全てご説明していただきましたので、特に質問はありません。」
このような言葉を伝えれば大丈夫です。
面接の最後に一言添えると好印象
面接の最後に、一言添えて退室すると面接官の印象に残って効果的です。
なぜなら最後に一言添える人が居ないからです。
みんなと同じでは完全にポテンシャル勝負で負ける可能性が高まりますよね。
なので、面接の最後にこちらから一言添えて退室すると効果的です。
では具体的にどんな一言が効果的なのか見ていきましょう。
だいたい皆さん揃ってこうですよね。
面接官「では面接以上です。」
あなた「はい。ありがとうございました。失礼致します。」
ここに、前向きな一言を足してみましょう。
面接官「では面接は以上です」
あなた「はい。ありがとうございました。結果が出るまでに店舗にお伺いしてやる気を高めたいと思います。失礼致します。」
(もしくは)
あなた「はい。ありがとうございました。今回面接をして頂いたことで、より働きたい欲が湧きました。よろしくお願い致します。失礼致します。」
こういう前向きな表現が良いでしょう。
こんな前向きな一言を添えて退室する人はなかなか居ません。たったこれだけで面接官にあなたの印象をぐっと残すことができます。
逆質問は面接最後のアピールポイントと心得よ
面接の流れのほとんどはマニュアル通りであり、ある程度判断基準が決められていますよね。
その中でも最後の逆質問は、他の面接者との違いをわかりやすく表すことができるポイントです。
面接対策を軽く考える人が多い中、一気に差をつけることができます。
あなたの面接がうまくいきますように。
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