映画パプリカ感想ネタバレ|無料で見る方法と登場人物や豆知識も紹介!

個人的にかなり好きなアニメ映画「パプリカ」。初めて観た時の感想は「全くもって理解不能」

でも今回で観るのは5回目。完全にこの映画の世界観がクセになってしまいました!

 

タイムリープや人の潜在意識の中に入り込む的な映画が大好物なのでお気に入りの1作です。

 

私の夢が、されている──

 

夢が現実に流れ込み、境目は限りなく曖昧になっていくという内容の作品。

この独特で絶妙な世界観!!まだ観てない人には是非観てほしい映画です!

 

完全無料で見れる方法もあるのでこれから見る人は是非参考にしてみてください!

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目次

パプリカ|作品情報

 

  • 監督:今敏
  • 原作:筒井 康隆
  • 制作:2006
  • 上映時間:90分
  • 製作国:日本
    声優陣/キャスト

  • 林原めぐみ「パプリカ/千葉敦子」
  • 江守徹  「乾精次郎」
  • 堀勝之祐 「島寅太朗」
  • 古谷徹  「時田浩作」
  • 大塚明夫 「粉川利美」

 

パプリカ|あらすじ

 

パプリカ/千葉敦子は、時田浩作の発明した夢を共有する装置DCミニを使用するサイコセラピスト。ある日、そのDCミニが研究所から盗まれてしまい、それを悪用して他人の夢に強制介入し、悪夢を見せ精神を崩壊させる事件が発生するようになる。敦子達は犯人の正体・目的、そして終わり無き悪夢から抜け出す方法を探る。

引用:wikipedia

 

パプリカ|作品設定・登場人物

 

DCミニ

DCミニは、天才研究者の時田浩作によって開発された、夢を共有できる装置。他人が見ている夢の中にまで侵入する事が可能になります。

しかし、まだ完全に完成はしておらずセキュリティ面に問題があり、誰でも悪用すれば他人の夢にハッキングする事ができてしまう状態です。

 

千葉敦子

精神医療研究所の職員でサイコセラピスト。DCミニを使った治療として患者の夢に介入します。夢の中(サイコセラピー時)での姿は「パプリカ」。実は時田の事が好き。

 

パプリカ

登場人物「千葉敦子」のサイコセラピー時の人格、姿。依頼を受けた患者の夢に介入し治療します。夢の中の世界なので様々な者、姿に替わることができます。

 

乾精次郎

研究所の理事長。足が悪いのか常に電動車椅子で移動を行っています。科学の力で「夢」を汚してはならないという考えの持ち主でDCミニの製造に反対の意思を示しています。

 

島寅太郎

研究所の所長。島所長・所長と呼ばれています。パプリカに惚れていて告白しようと考えていたようです。(最後に「告白できなかった」と後悔することから)メガネをかけている為目が大きく見えますが実際は小さい。

 

粉川利美

島の友人で刑事。不安神経症に悩まされパプリカのサイコセラピーを受けています。映画の道を目指すも自分に自信が持てず諦めてしまった過去をもっています。

 

時田浩作

研究所の職員でDCミニの開発者。天才だけどかなりの肥満体型。敦子の事が好きで「あっちゃんと」呼ぶ。天才ゆえに小山内から嫉妬をかっています。

 

小山内守雄

研究所職員。敦子がすき。原作では乾(理事長)と身体の関係でもあったとされています。この作品内では直接的な表現はされていませんが、おそらく色々あったのだろうと察する程度の表現はされていますね。

 

氷室啓

 

研究所職員。時田の助手をしていたが時田の天才ぶりに嫉妬をしてDCミニを盗んでしまう。

パプリカ|感想ネタバレ

夢の世界観が芸術

 

夢を見るってどんなことを想像しますか?

恐怖を感じる夢、楽しかったり悲しかったり、色んなことがごちゃ混ぜになる夢など、無限にありますよね。朝起きて「うわー!!夢かよ!!」と悔しくなることもあれば、「夢でよかった〜」と思うこともあります。

この映画はそんな夢と現実の境が曖昧になって、どんどん現実が夢に飲み込まれて行くって話なんですが、普段から私達が経験している夢の世界の自由さを様々な方法で表現しているんですよね。

さらに自分の夢を他人と共有するっていう設定がまた不思議でスピーディーな展開に観ていて全く飽きないですね!

夢の中でカエルが楽器を持ち、冷蔵庫が歩き、人形たちがしゃべる。そんなパレードの描写が多いのがまさに夢の自由度を表しているということが1回観ただけでもすんなり入ってきます。

秋葉原ではJKの頭がTVになっていてスカートをめくり、頭が携帯になった男性達がスカートの中の写メを撮るなんてシーンもある、まさに「狂った世界」。夢のキャラクター達でその土地の特徴を表現をするなんてのもよく考えたなと思いましたね。

 

音楽が世界観を煽っている

平沢進の音楽がまたこの世界観に「違和感」というスパイスを加えているんですね。音楽には無知な私ですが、このパレード中の音楽には圧倒されましたね!!

U-NEXTからiPadで観ていた為、イヤホンを使用していたのですがもうパレードの盛大さと普通ではありえない描写、そしてどこか違和感を感じる音楽。

この音のせいで、ただ派手でへんてこなパレードが、観ている人に「これは悪夢だ」と理解させるのです。不気味な描写に盛大で不気味な音楽。

完全にこの夢の世界に私達も入り込んでしまっているような感覚です!!

 

千葉敦子とパプリカの声優、林原めぐみさんの演技力

現実の世界で「千葉敦子」はめちゃくちゃクール。現実的な意見をばんばん言うし常に冷静でいてミスがない(と思える)キャラクター。だから話し方もあまり強弱のない演技でした。

夢の世界で「パプリカ」はおてんば娘といったところ。はっちゃけたり、思った通りに行動したりはするけど頭はキレるかわいらしい女の子。話し方も常に明るくて赤髪が似合うくらい元気な印象。

この2人の声を林原めぐみさんが1人で演じています。この違いが明確にわかるくらいの演じ分けがすごいんですよ!観ていて全く違和感ないしどっちが話しているかも画面を観ていなくてもわかるくらい!

コナンの灰原哀の声を長年担当しているだけあって、声を聞いただけで灰原のイメージも強いんですが、それも映画にのめりこんでいくうちに「千葉敦子だ!」「パプリカだ!」とキャラが確立していきました!

 

わけのわからない言葉が不安を煽る

この作品の中では、夢の中で創造されたキャラクターが全く意味不明な言葉を発し続けるシーンが数多くあります。その中でも特に印象的なのは所長が現実の世界であるのにも関わらず誇大妄想患者の夢の中「悪夢」に入り込んでしまって支離滅裂な言葉を言い続けた後に窓を割り外へ落下していった時の言葉。

カエル達の笛や太鼓に合わせて、回収中の不燃ごみが後から後から吹き出してくるさまは圧巻で、まるでコンピューターグラフィックスなんだそれが!総天然色の青春グラフィティーの一億総プチブルを私が許さないことぐらい、オセアニアじゃ常識なんだよ!さあ!今こそ青空に向かって凱旋だ!絢爛たるふぶきは鳥居をくぐり周波数を同じくするポストと冷蔵庫は先鋒を司れ!

この言葉を言った後に窓を割って外に飛び出すんですから正気ではありませんよね。しかもかなりの高さの階からです。こんなの現実に起きたら怖すぎる・・・

しかし、印象的だったのはこの所長の言葉がわけわからないからではないんです。

  • 「カエル達の笛や太鼓に合わせて」パレードのシーンで実際にカエル達が楽器を使って盛り上げています。
  • 「紙吹雪」パレード中盛大に舞っています。
  • 「ポストと冷蔵庫は先鋒を司れ!」パレード中、冷蔵庫とポストは先頭を切って行進するシーンが多々あります。
  • 「鳥居」実際に鳥居もパレードに参加しています。

一部ですが、このように所長が発した言葉は「悪夢」で盛大に盛り上げられているパレードの事を示していました!

わけわからんこと言ってるわ〜って初めは思っていただけでしたが、2回目以降よくよく聞いているとセリフひとつひとつにも今後に繋がるワードが隠されていてどれだけこだわって作られた作品なのかがわかります。

 

日本人形が不気味・・・

これは映画に対してではなく私の率直な意見です。笑

この所長に抱えられている人形がそれです。この画像ではただ抱えられているだけですが、ちょこちょこ現れては観ている者に不安感を与えてきます笑

私は夢の中で氷室が日本人形として出てくるところくらいからもう鳥肌で、目もそむけるくらいでした。普通の人ならそんな事ないと思います。私もホラーやグロ系も観るので耐性はあるはずなんですがこの作品には拒絶反応がでてしまいました笑

特にケラケラと笑うシーンがもう夜ひとりで寝るのが怖くなります。観終わったのが深夜という事もありクロゼットの隙間からちょっとしたドアの隙間は完全に閉めましたね笑。

子供かっ!

 

表現が独特ゆえ、1回目は理解不能に陥る

1回観たくらいじゃ全く意味わからないと思います笑。だからって数回観たら意味わかるのかって、それでもよくわからないと思います笑。

このシーンは何が言いたいのか?何を表しているのか!?読み取れない部分は数多くあると思うのですが、もう私的に全てを理解しようとするのをやめました笑。

 

とにかくこの世界観を楽しめ!!!

 

もうこれに尽きますね。まあこれ言ったらどの映画にも言える事ではあるんですが、監督が世に出した映画なわけです。きっと出来栄えに満足している事でしょう。

監督が満足した作品が理解不能なら、その理解不能さを楽しむしかないでしょう!!

そして観た人それぞれが想像し、自分なりのストーリーを考えるのもこの映画の楽しさと言ってもいいでしょう。

 

パプリカ|豆知識

 

サイコセラピーを受ける為に粉川がパプリカと落ち合うBarで2人のバーテンが出てきますよね!実はこの2人の声を担当しているのが、原作者「筒井 康隆」と、監督「今敏」の2人なのです!

最後夢に現実が飲み込まれていくシーンで暴走する時田ロボットに垂れ幕でうまく方向転換させた、なくてはならなかったお2人が、まさか原作者と監督だったなんて衝撃でした!

 

パプリカ|みんなからの反響は?

 

上映当時も相当な話題だったと思いますが、すでに亡くなってしまった今監督の渾身の映画「パプリカ」は今でも見る人はかなり多くいるようです!

そして人によって全く感じ方が違うようですね!

 

 

結構前の映画(2006年)ですが、最近でも観ている人が多いですね!!

そしてやはりこの映画を好きな人はガッツリ好きになるんですよね!そして、理解できなかった、世界観に共感できなかった人は「意味不明」という感想のままなんですよ。

 

この極端に分かれる感想を見るとどれだけこの映画が独特かがわかりますね笑。

面白い、面白くないではなく、この映画の後味からして一つ言いたい。

 

この映画クセになります!!

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この記事を書いた人

アパレル11年>清掃業に転職したウラタです。ドメブラ大好き。ブログでは優秀な定番アイテムを紹介したり、アパレルと清掃業の仕事、暮らしについても発信しています。

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